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◆ 力を抜くって!? ◆

こんにちは。

逗子市沼間にて6月より開業させて頂きました、
たかはし鍼灸院・接骨院の髙橋です。

今回は、『 脱力 』についてお話させて頂きます。

皆さま、
「  肩の力を抜いて! 」「 もっとリラックスして!」「 そんな力まないで!」
なんて言われた事はありませんか。
大事な会議でのプレゼン前、スポーツの試合でのここ一番の場面、結婚式のスピーチなどなど
様々な場面で緊張をしてしまうと、過度な力が入ってしまい、本来のいつもの力を十分に発揮出来なくなってしまう事ってありますよね。
会議や試合が終わると、肩凝りや腰痛など筋肉痛で身体があちこち痛いなんて事も…。
大事な場面で本来の力を発揮しようする時には、『 脱力 』が非常に重要となってきます。
また、予め想定していない事が起きてしまったり、いつも以上の力を発揮しようとしてしまったり、
そんな時は、どうしても肩をはじめ身体のあちこちに過度な力が入ってしまい、
結果的に上手くいかなかったり、失敗に終わってしまうなんて事があります。

 

特にスポーツの場面での『 力み(りきみ) 』は、最悪の場合、怪我へと繋がってしまう事さえもあります。
もしも、怪我をしてしまったら、療養期間に時間を要し、競技に打ち込む時間が制限されてしまい、
ライバルとの差は開きと、どうにもこうにもいかず負の流れ…、気持ちばかりが焦ってしまう…。
それに療養期間中の後退をなんとか取り戻そうと、焦りを抱えてやみくもに練習に取り組むと、また怪我を再発させてしまう…。
こうした悪循環に陥ってしまう事もしばしば。
出来る事なら、怪我には繋がらないよう、常に落ち着いた平常心の状態で練習や試合に臨みたいものです。

一流のスポーツ選手ですら、大一番の前には、肩の力を抜くようグルグル回したり、上下に動かしたりしています。
分かりやすい例では、
日本プロ野球界を代表するバッターのイチロー選手。
日米通算4,376安打の記録はギネス世界記録となり、世界中の方から認知されている名選手。
そんなイチロー選手は、バッターボックスに立つ前のネクストバッターズサークルで
ゆったり大きく動的ストレッチをしているのを見た事がある方も多いのではないでしょうか。
バットを振る際の遠心力を使い、大きく弧を描くように上半身を回したり、
四股を踏んで真ん中に肩を入れる事で下半身、特に股関節を入念に伸ばしたりとリラックスさせるかのような動きをされていました。
脱力しながら気持ち良さそうにストレッチしていましたね。
そしていざ、バッタボックスで相手投手と対決する際も、脱力しながらの振り子打法は有名です。
今日はイチローさんです‼️⚾️ イチローは、愛知県西春日井郡豊山町出身の元プロ野球選手。右投左打。 現在はシアトル・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務める。 本名および旧登録名は鈴木 一朗。他表記は「イチロー・スズキ」「Ichiro」「 Ichiro Suzuki ...

もちろん、スポーツの場だけに限らず、強い力を発揮しようとする時は、筋肉を縮ませ緊張させます。
力を入れないとパワーは出ないので、それは至極当然の事です。

しかし、

大事なのは、一瞬で強い力を発揮する事 』。

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脱力状態から一気に強い力を入れる事によって、強いパワーというのは発揮されます。
常に肩肘を張って身体を強張らせていては、いざという時に強いパワーは発揮出来ません。
階段を上る時も、物を持ち上げる時も、スポーツの場面でも。
一気に強い力を発揮する!
これを上手く出来る事が、身体を痛める事なく『 しなやかに使う 』という事にも繋がるのです。

試しに、下記に写真のように
① 腕を真っ直ぐ伸ばし常にグッと力を入れて、誰かにその腕を下へ押してもらってみて下さい。
この時の下へ下がってしまう感覚と、
② 脱力した状態で腕を伸ばし、誰かに下へ押される瞬間だけ力を入れる
比べてみてどうでしょうか。
大半の方が、写真下のように後者の方が腕は下がらなかったのではないかと思います。

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このように、無駄に力んでしまうと、いざという時に力は発揮出来ず、結果失敗してしまうという事が多くなります。
反対に、いざという時までは脱力して一気に力を発揮すると、より力強く成功に近づくという事です。

当院で施術の一環として行って頂いている「 IMPRO ヒップジョイント180 」も脱力がポイントとなります。
自らの脚の力で閉じた所から、脱力をする。
これを繰り返し行う事で、関節可動域が拡大するのがIMPROストレッチングの特徴です。
そして、これが上手く出来る方の方が圧倒的にbefore ₋ afterの結果が変わります。
始めのうちは、脱力が上手くいかず関節可動域の改善があまり行われない方も多数います。
(何故か、中年以降男性の方が脱力が苦手な方が多い…。)
しかし、繰り返し行う事で徐々に慣れてきてスムーズに脱力が行えるようになると、
自然と結果もついてきて関節可動域はみるみる拡大されます。
身体に脱力の心地良さを覚えさせる為や、脱力しながら動くという事を実践する為には
IMPROストレッチングは、最も適したトレーニング器具の一つとなりますね。

私自身の話も少々。
長年、サッカーをプレーしてきた中で、どうしても負けたくないという試合や、今日は何が何でもゴールを決めたいと思った時は、
身体が自然と力んでしまい、良い結果は残せず、挙句の果てあちこち脚を攣ってしまったという苦い経験があります。
反対に平常心の時は、良い意味で力も抜けて良いプレーが出来る事も。
まさに気合いと気負いは紙一重といったところですね。
昭和生まれに気合いは大事なフレーズではありますが、ひと昔前の「 気合い 」の使い方も善し悪しです。
気負いになってしまったら元も子もありません。
強いストレスが掛かっていたり、過度な緊張状態が続くと身体は強張り、呼吸も浅く、疲労度はグンと増してしまいます。
1年の中で1日たりともトレーニングを欠かす事のないであろう箱根駅伝のランナーが痙攣を起こしてしまうのも、
そういった事が起因していると思われます。

現在は、患者さまのお身体を診させて頂く仕事へ就かせて頂き、多くの症例経験や様々な勉強をしてきた中で、
この「 脱力 」もトレーニング次第で身に付けられるものだという事が分かりました。
俗に言う運動神経の良い人、運動センスがある人というのは、自然と脱力が行えている方が多いのが事実。
しかし、センスだけではなく、脱力は意識して行う事でスキルとして向上出来ます。
スポーツ学が発展する中、様々な脱力トレーニングも考案されています。
サッカー日本代表の中心選手である久保建英選手や長友佑都選手も実践している通称KOBAトレ。
私もライセンスを取得させて頂いた「 KOBA式体幹☆バランス 」に関しても、
脱力状態から一気に力を込めるクイック系トレーニングが多数ありますし、
MLBワールドシリーズMVPに輝いた山本由伸選手が、現在も行っている話題のトレーニングメニュー「 BCトレーニング 」に関しても
脱力スキルを獲得する為のメニューが多数あります。

どのトレーニング法にも共通して行う事として、『 呼吸 』があります。
正しい呼吸法を行い、且つ体幹深層部の筋肉を意識して脱力トレーニングを行うと、
今までより大きなパワーを発揮する事が出来るようになります。
「 ドローイン 」「 腰腹呼吸 」「 ブレーシング 」など
トレーニング時の腹圧の掛け方には、いくつか種類がありますが、上手く使い分けながら負荷を調整できると良いですね。
今回は、過去のブログでも紹介させて頂いた「 ドローイン 」を行いながらやってみましょう!
どの世代の方も実施しやすいドローインを行いながらトレーニングする事で、運動効率はグッと上がるはずです。

◆ ドローイン ◆

今回は、2つほど脱力トレーニングを掲載しますので、是非、皆さまも実践してみて下さい。

① みぞおちコントロール

やり方
・ドローインを入れ、力み過ぎない程度に腹圧をかけておく。
・仰向けに寝て、両手の指先を合わせ、みぞおち(へそから指4本上辺り)に沈める感じで軽く押し込む。
・脱力しながら、みぞおちから捻じるように両膝を左右に倒していく。
POINT
・へそから指4本分上の「 みぞおち 」を押さえながら行う。
・腰ではなく「 みぞおち 」に捻じれが入るように行う。
・抑えている指が緩みやすいので、押さえが浅くならないよう注意。

② 股関節回旋揺らし

やり方
・ドローインを入れ、力み過ぎない程度に腹圧をかけておく。
・両手を後ろについて、膝を立てて座る。足幅は肩幅よりも広くとる。
・片脚を内に外にリズム良く大きく揺らす。

POINT
・片側ずつ行う。へその向きは変えないよう意識。上半身は動かさず、股関節から動かす。
・膝を内側へ倒す時、太ももに力みが出やすいので注意。
・上手く揺らせると、徐々に膝が床へと近づいていく。

どちらのエクササイズも回数や時間は特に決めずに、リラックスして脱力の心地良さを感じながら行ってみて下さい。
理想としましては、1日何度か『 脱力 』の感覚を身体に覚えさせてあげられるよう、1日数回は行って欲しい所です。

皆さまも是非、脱力トレーニングを行う事でスポーツのパフォーマンスアップだけでなく、
ストレスを感じにくいお身体を手に入れ、より動きやすく快適な毎日を過ごして頂ければと思います。

こんなお悩みはありませんか??

肩の痛み、肩が挙がらない、腰痛、ギックリ腰、スポーツ障害、交通事故、運動不足など

当院では、お身体の痛みや不調を改善する事で
みなさまが家事やお仕事、スポーツや趣味など、
様々な場面でより一層の活躍が出来ますよう、

全力でサポートします!

たかはし鍼灸院・接骨院

逗子市沼間 1-5-5 1F

046-894-2561

JR横須賀線 東逗子駅 徒歩1分
京急バス 東逗子停留所 徒歩1分
ヨークフーズすぐ近く
朝8時から開院!
お昼休みなく開院してます!

 

今回も最後まで読んで頂き有難うございました。

髙橋大樹

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