こんにちは。
逗子市沼間の『たかはし鍼灸院・接骨院』 の髙橋です。
今回は、題目にもある『ドローイン』についてお話させて頂きます。
皆さま、体幹トレーニングという言葉は、聞いた事があると思います。
有名なところでは、サッカー日本代表で今でも活躍されている
『FC東京所属 長友佑都 選手』が、
体幹トレーニングの本の出版や、DVDなども多数監修されています。
なぜ、世界的にみると小柄で170㎝弱の長友選手が世界最高峰で活躍し続け、
38歳となった今も、プロの第一線でプレー出来ているのか。
その大きな要因の一つに今回お話しする『体幹トレーニング』があります。
因みに長友選手、明治大学時代に腰椎分離症と腰椎椎間板ヘルニアを患い、一時的に走る事やプレーする事も出来ず、
応援団席で太鼓を叩きながら、仲間を応援する事しか出来ない不遇の時代があったのは有名な話です。
しかし、選手としての道を諦めるのではなく、症状改善を行い選手として大成する為に
この時から本格的な『体幹バランストレーニング』を始め、現在の姿に繋がったのです。
KOBAトレで有名な木場克己さんの下で『KOBA式体幹バランス』を本格的に始めた事が
今の長友佑都選手の腰のトラブル改善に繋がったそうです!!
さて、体幹部のお話ですが、
体幹部とは、頭と腕と脚を除くからだの中心部分の事を指します。
その体幹部の筋肉も『アウターマッスル』と『インナーマッスル』の二つに分類されます。
・アウターマッスルとは、
身体の表面に位置する筋肉で、鍛える事で目に見えて分かるものをいいます。
大胸筋や腹直筋、大腿四頭筋などで、大きな力を発揮し、外からの衝撃や骨を守る役割があります。
・インナーマッスルとは、
身体の深層部にある筋肉で、鍛えても目に見える変化は感じにくいものをいいます。
腹横筋や内腹斜筋、多裂筋や骨盤底筋などで、姿勢の維持や関節の安定、内臓を守るという役割があります。
長友選手が腰のトラブル改善に向けて強化したのが、この『インナーマッスル』です!!
腰のコルセットの役割をしている『腹横筋』
腹圧を高め姿勢維持に重要な『腹斜筋』
こちらも姿勢の維持に重要で、唯一上半身と下半身の繋ぐ役目の『腸腰筋』
などです。
これらを含む体幹部のインナーマッスルに着目し強化する事、
筋力トレーニングを行うだけではなく、柔軟性を向上させ関節可動域を改善し各筋肉にパワーを伝えやすくする事、
普段使えていなかった筋肉を使う事で身体を覚醒させ、バランス能力を鍛える事、
そして、全身の連動性をもってスムーズに身体を使えるようにする事で、
腰椎分離症・腰椎椎間板ヘルニアを克服したそうです!!
私も20数年の治療家生活の中で、数多くの腰痛患者さまに施術をさせて頂きました。
各患者さまの多くに共通して言える事に、
① お腹やお尻の筋肉が弱い。
② 股関節の動きが悪い。
③ 仕事や日常生活の習慣で、座っている時間や立っているなど、同一姿勢時間が長い。
などがあります。
腰痛を治療して痛みが引いても、一旦治ってもまた繰り返してしまう…。
その原因は、お身体の根本的な弱点を克服出来ていないからなのは、一目瞭然であります。
話が長くなりましたが、皆さまに腰痛から解放されて、より良い毎日を過ごして頂きたい。
痛みを再発することなく、様々な分野でより一層の活躍をして頂きたい。
その為にも『ドローイン』を行っていきましょう!!
ドローインを行うと強化されるのは、
① 腹横筋
② 内腹斜筋
③ 外腹斜筋
そして、腹圧を上げる事で正しい姿勢を保持しやすくなり、下っ腹の引き締めも行えますので、
是非、腰痛を患っていない方もやっていきましょう!!
【 やり方 】
① 仰向けになり膝を曲げ、足の裏を床につけます。
② 空気を5秒かけて、鼻から大きく吸いながら、お腹を凹ます。
③ 吸った空気を5秒かけて、口から吐きながら、お腹を凹まします。
やり方は簡単!! これだけです!!
写真は、お腹の上下運動を意識するためにバドミントンの羽を置いてみました。
5回から始めて、10回・15回と徐々に行う回数も増やしてみて下さい。
そして、このドローイン!!
全てのトレーニングの礎となります。
今まで行ったことがある腹筋運動やスクワット、
ポールストレッチにチューブトレーニングに関してもドローインを行いながら実施する事で
一気に運動強度が上がり、本来の体幹バランストレーニングが行えます!!
当院でも治療の一環として、ドローインや体幹バランストレーニングも行います!
是非、ご一緒にお身体の悩みの根本的な改善を図りましょう!!
たかはし鍼灸院・接骨院
神奈川県逗子市沼間1-5-5 1F 046-894-2561
JR横須賀線 東逗子駅 徒歩1分
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ヨークフーズすぐ近く
髙橋 大樹
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